わんぱく宣言2008/全国こども作文・スピーチコンテスト 公式ホームページ
わんぱく宣言 2008
テーマ
「ありがとう」
奨励賞
(小学生高学年の部)
中川 彩香(なかがわあやか)
大阪府/堺市立 錦西小学校 6年
『給料日前のわが家のカレー』
わたしの家ぞくは、みんな明るくて、おもしろい。夜のわが家は笑いでいっぱい。
なのに月の最後ぐらいになると、夜のわが家は少し静かになる。なぜかというと、それは、世にも恐しい給料日前だからだ。その夜はからず、
「も〜またカレー?」
と、わたしは言う。なぜなら、カレーはタッパーに入れておくと、日持ちするし、カレーは
「一、 ふつうのカレー 二、カレーうどん
三、カレーなべ 四、カレーリゾット」
の、ようにして、家では四つの食べ方を四日間続ける。それでもまだ残っている時は、給料日前の日に持ってくる。わたしは、「また〜?」と、思っていても、母と父は、まんぞくそう。なぜかとゆうのは、聞かなくてもわかる。それは、その日の食費がうくから。でも、わたしは、おなかがへるから、しかたなく口にする。ところが、今日のカレーはやけにおいしい。大きらいな牛肉もやわらかくて、いつもは口の中で、ゴロゴロして、どうしても残るニンジンや、ジャガイモも、す〜とお腹の中に入っていく。
「何これ、なんか今日のカレーめっちゃおいし〜。」
と、わたしが言うと、父が、
「あったりまえやん。」
と、少してんぐになって言う。すると、だまって横で見ていた母がいきなり、
「あんたがいっつも、またカレー?だの、肉
かたいだの言うから、ニンジンとジャガイ
モをまず、やらかく切って、肉は、ほうち
ょうで、軽くたたいといたったんやんか。」と、言われた。なんら、わたしがいままで悪かったみたいに言われた。でも、そんなきつい言い方してても、わたしには、何となくわかる。きっと、わたしがいつも文句を言うから、いろいろ工夫してくれたんやな〜って。父も、たぶん、いろいろ考えてくれたんやと思う。二人とも、おこる時もあるけど、めちゃくちゃいい母と父。その日は、ただの残り物が、すごいごちそうに見えた。
ただ、できれば、もぅ少し給料をふやしてほしい。
でも、
「ありがとう。」
母さん。父さん。
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